「国と地方の協議の場」の開催

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

令和7年12月16日、総理大臣官邸において「国と地方の協議の場（令和7年度第3回）」が開催され、全国都道府県議会議長会会長である藏内勇夫当会会長が出席しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

この会議では、「令和8年度予算編成及び地方財政対策等」について、地方6団体の代表と高市首相はじめ関係閣僚とが、地方の現状を踏まえた幅広い課題について次のような意見交換を行いました。

・令和8年度予算編成に向けて示された14項目の対策のうち、感染症危機への備えとして「ワンヘ　ルスの取組」についても言及がありました。人と動物の双方に関わる感染症への対応を見据え、　人の健康、動物の健康、そして環境の健全性を一体的に捉える考え方のもと、関係機関が連携し　て取り組むことの重要性が共有されました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

・また、野生動物による被害への対応として、「クマ被害対策パッケージ」に基づく取組についても　触れられ、地域の実情を踏まえた被害防止対策を着実に推進していく必要性が示されました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

・このほか、こども・子育て政策の強化に関しては、地域間格差が生じないよう、安定的な財源　の確保と地方の実情に即した施策展開の必要性が示されました。さらに、防災・減災対策の推進　および強靱な国土づくりについては、頻発・激甚化する自然災害に備え、計画的かつ継続的に　取り組むことの重要性が共有されました。