2026.3.18
第6回福岡県ワンヘルス国際フォーラムが開催されました
2026年2月21日、アクロス福岡にて「第6回福岡県ワンヘルス国際フォーラム」が開催されました。
国内外の専門家や研究者などが参加し、「都市と生命(いのち)の共存を考える ~気候変動時代のワンヘルス・アプローチ~」をテーマに気候変動や都市空間、感染症などの身近な課題に対するワンヘルス・アプローチの重要性が示されました。

特別講演では、世界医師会会長のジャクリーン・キトゥル博士が登壇。
ケニアにおける様々な取り組みを紹介し、健康安全保障分野におけるワンヘルスの必要性について訴えました。

ワンヘルス実践発表会では、九州大学アジア・オセアニア研究教育機構の横田文彦准教授が、九州大学における国際的な取組やAIを活用した最新の研究を紹介しました。
山口大学大学院生のロザリア・ムオンゲリ・マカウさんは、コウモリの体内細菌を対象とした研究成果を発表し、感染症リスクの把握につながる重要性を示しました。
また、福岡県保健環境研究所からは、県内における人獣共通感染症研究の研究が報告されました。さらに、久留米筑水高等学校の生徒による発表では、地域資源を活用した環境配慮型製品の取組が紹介されました。

基調講演では、ウィリアム・サンダー博士(イリノイ大学ワンヘルス・イリノイセンター/獣医臨床医学科准教授)、アヴィ・サルカー博士(国連ハビタットラオス事務所長)、馬奈木俊介博士(九州大学主幹教授、都市研究センター長)、菅井基行博士(国立感染症研究所薬剤耐性研究センター長)の4名が登壇しました。各講演では、最新の研究内容をもとに、それぞれの専門分野の視点からワンヘルス・アプローチの重要性が示されました。その後の総合討論では、ワンヘルス教育や分野横断的な取組の重要性など、多角的な観点から意見交換が行われました。